去年の茨城県神栖市長選挙をめぐり、当選が無効と裁決されたことは不当だとして、今の市長が県の選挙管理委員会に裁決の取り消しを求めた裁判で、訴えを退けた東京高裁判決を不服として市長側が最高裁に上告しました。
去年の神栖市長選挙では、候補者の得票が同じ数になり、くじ引きで新人の木内敏之氏が当選しました。
木内氏の実家はまんじゅうなどの菓子製造会社で、市の選挙管理委員会は当初、「まんじゅうや」と「だんごさん」と書かれた2票を有効としていました。
しかし、茨城県の選挙管理委員会は「木内氏を『まんじゅうや』と呼称することは一般的ではない」などとして、この2票は有効ではなく、木内氏の当選は無効だと裁決。
木内氏はこれを不服として、裁決の取り消しを求める訴えを起こしましたが、東京高裁は今月3日の判決で木内氏側の訴えを退けました。判決で東京高裁は、市内には和菓子店が少なくとも9軒あると指摘し、「『だんごさん』や『まんじゅう』との呼称が、木内氏を指すものだと明らかではない」として、「まんじゅうや」と「だんごさん」と書かれた2票を無効と判断しました。
木内氏側はこの判決を不服として、きょう付で最高裁に上告しました。
最高裁が東京高裁の判決を支持して確定すれば、木内氏は失職することになります。
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