愛媛県松山市の野志克仁市長は、今年11月の市長選挙に出馬せず、今季限りで退任することを4日の市議会で表明しました。
きょう開会した松山市9月議会の本会議で野志市長は、提出した補正予算案などの説明を終えると、一口水を飲み、呼吸を整えました。4期目の最後となる定例議会であることを踏まえ、これまでの取り組みを振り返ったあと、こう切り出しました。
(松山市 野志 克仁市長)
「次期市長選挙には出馬しないということをお伝えします。実は4期目に入ったときから、4期までさせていただくことになりました。では5期まで目指すのかと毎日自問自答してきました。その答えはいいえでした」
野志市長は、JR松山駅周辺に整備するにぎわい施設の事業協力者を先週、発表し、一定の道筋が整ったとして、今季限りで退任することを表明しました。
野志市長は、2010年、当時松山市長だった愛媛県の中村知事から事実上の後継指名を受けて市長選に出馬し初当選を果たしました。
(野志克仁市長)
「これからのまちづくりへの思いもあります。けれども私がいつまでも20年30年と永遠に市政を担えるわけではありません。松山市においてはこのタイミングで、次の市長にバトンを渡すのが最も良いと考えました」
これに対し、傍聴していた市民は。
(傍聴した松山市民)
「よく決心したと思う。これからはまた別の人が松山を発展させてもらえたらいい」
(池本俊英議員)
「私は功績と今日までの労苦に心から経緯と感謝を申し上げたい」
(土井田学議員)
「途中で終わったこと、残念なこともいっぱいある。それに触れてほしかった」
議会の後、野志市長は会見を開き、16年の市政運営をフリップを見せながら振り返り、高校3年生までの子どもの医療費無償化や道後温泉本館の修理工事が完了したことなど、これまでの成果を強調しました。
また、記者から後継指名をするのかと問われ、次のように述べました。
(松山市 野志 克仁市長)
「現時点では考えておりません。市民がしっかり見て、しっかり聞いて、ご自身の意志で決めてもらうことが大事」
一方、野志市長の退任表明を受け中村知事は、「4期16年にわたり市勢の発展に尽力されました。これまでのご苦労に対してお疲れさまでしたと申し上げさせていただきます」とコメントを出しました。








