■「特定技能」と会社側の期待
こうした彼らのひたむきな姿勢に、会社側も大きな期待を寄せています。
伊予鉄バスの中川取締役は、2人の人柄をこう評価します。
「人間性が非常にすぐれているというか、すごくいい二人にきてもらったという風に感じている」
二人は日本でバスの運転士として働くのに必要な「特定技能」を取得し、来日しました。
「特定技能」とは、一定の専門知識と日本語の能力を持つ外国人に与えられる在留資格です。
深刻な労働力不足を補うため、2019年に新設されました。

バスやタクシーなどの「自動車運送業」も、2024年3月から「特定技能」の対象分野に追加され、伊予鉄バスでも採用に踏み切りました。
しかし、当初は迷いもあったと言います。
中川取締役は、当時の不安をこう振り返ります。
「会話がうまくできるのか、そもそも社内で指示・伝達や教育がうまくいくかという不安、乗客とのコミュニケーションがうまくとれなくて迷惑をかけてしまうのではないかといった懸念があった。ただ、今新しい取り組みをしないと、結果的には5年後、10年後のもっと大きな問題にぶつかってしまうというところから、チャレンジをしていく判断になった」








