■異国での挑戦、言葉の壁
この日は、実際の道路に出ての研修。

教官の厳しい指導を受けながら、安全運転の技術や車内アナウンスを叩き込みますが、ヒェウさんは大きな壁を感じていました。
ヒェウさんは「先読みですね。状況判断をうまくできないと、お客様に良いサービスを提供できない」と、自らの課題を口にします。
実際の路上では、予期せぬ事態も起こります。
「緊急車両がきたのでよけましょう。止まって止まって、止まってあげないと。まずは停車することが大事」

教官の鋭い指摘が飛びます。
指導にあたる村上教官は「小さいことですね。確認をしっかりするとか、減速をするとか。それをしっかり確実にできたら言うことない」と、基本の大切さを強調します。
路上に加えて、座学による研修にも取り組んできました。

「ハンドルを回すんじゃなくて、このくらいじわーっと」
教官の熱心な指導が続きます。
「日本語も上手で、ゆっくり話すとか言葉を変えて話すこともなく、通常の日本語で通じる。そこは本当によかった」と評価する教官。
それでも、乗客へのきめ細やかな対応をめざし、日本語でのコミュニケーション能力をさらに磨こうと、2人は勉強に励んでいます。
ヒェウさんは「言いたいことがあるが、言えないときもある。だからいろいろな言葉を覚えないといけない」と、さらなる向上心を見せます。
事務所内でも、社員たちと積極的にコミュニケーションを図っています。
先輩社員は「常にいろいろな方に運転の技術などを聞いて勉強しているので、すごい。努力家です」と太鼓判を押します。

クイさんは「会社のみなさんの指導のおかげで、ハンドル技術が向上している」と感謝を述べ、ヒェウさんも「先輩社員の運転は、見てわかる自信があってスムーズだった。盗むところを見つけてとりたい」と、どん欲に技術を吸収しようとしています。








