自分は基本的にむやみに人を傷つける人間ではない

犯行後、洋介被告は、玄関のドアに鍵を掛けた。

「もしかしたらまだ助かるかもしれないと思った。助かると困る」
「発見が早まったら、救急手当をして蘇生するかもしれない」
「そうなったら地獄の始まり」
「自分は基本的にむやみに人を傷つける人間ではない」

保健所からの通報を受けた警察官が到着する。
2階の窓から顔を出した被告に玄関ドアを開けるよう求めると、洋介被告は素直に応じた上で「自分が刺しました」と、その場で犯行について認めた。

◇ ◇

「死んでしまっているので…母はいないんだなと…社会復帰してもひとりぼっちか。自分勝手だが寂しい、申し訳ないことをした」

弘子さんに対する気持ちについて問われた洋介被告は、反省の念をにじませた。

「ほかに手段がなかった、それしかなかった。なので、殺さなかったら、後悔していたと思う、今頃」
「一生入院するとか、グループホームに入るような酷い状態じゃない。入院しなくても母が普通にしてくれていれば、自分は何ともなかった」

一方で、犯行に及んだことについては、やむを得なかったとも付け加えた。
その上で、今後の人生についても言及した。

「親を殺してでも、自分はなんとか幸せになって、子孫を残す可能性を残す。殺してでも生き延びなきゃ」
「墓前で恋人を紹介する」