愛媛県庁の官民共創拠点「E:NBASE」では、県内でロボットなどの自動化装置を開発する企業の製品が展示されました。中小企業の人手不足解消へ活用が期待されています。

(黒川莉緒記者)
「こちらの台車はこの発信機を持っておくだけでついてきてくれます。このように台車を押さなくてもいいので、重い荷物も簡単に運べます」

「E:NBASE」で開かれたロボットとDX推進に関する催しに登場したのは、一般的な台車サイズのコンパクトな自動搬送ロボット。
製造を手掛けるのは、三浦工業の子会社のメーカー・ミラボットです。

この台車の特徴のひとつは「自動追従機能」。
リモコンから発信される赤外線をロボットに搭載されたセンサーが認識。人が慎重に歩く速度とほぼ同じ時速3キロメートルで、後ろにぴったりと付いてきてくれます。
また、床に貼り付けたシールに組み込まれた指示に沿って自律的に動くモードもあります。
最大で200キロの荷物を運ぶことができます。
メーカーによりますと、購入する場合の価格は300万円前後ということです。

このほかにこんなロボットも。

(ファナック・野村康生さん)
「協働ロボットと言って人と一緒に作業ができるロボット。昨今、人手不足で人がどうしても来ない、ベテランの職人の技術を残したいところに、ロボットにプログラム入れ込むと、ずっと職人の技が活きてくることで使われている」

「職人の技」を記憶することのできるアームロボットです。
装置本体が500万円程度、工事費などを含めると導入にはおよそ2000万円がかかります。

(企業担当者)
「今動かしてもらった動きをすべて力も合わせて覚える」
(中村知事)
「力も?…本当だ」

微妙な力の入れ具合や細かい動きなどを再現することができます。

どの装置を選ぶ場合でも、自動化システムの構築を検討する中小企業であれば、県の補助金制度を活用できる可能性があるということです。

県庁に設置されきのうから本格的に始動を開始した官民共創拠点「E:NBASE」では、今月30日まで様々なイベントが予定されています。