伊予銀行は8日、取締役会を開き、新しい頭取に佐賀山隆常務を起用する人事を内定しました。

(佐賀山常務)
「(頭取を打診され)そこから後の話はいまひとつ覚えていない。様々に思い悩んだ末だが、微力ながら地域、お客様、そして、伊予銀行のお役に立てるのであればその職務に全力で取り組む覚悟を決めた次第」

伊予銀行の新頭取に内定した佐賀山常務は、愛媛県今治市出身の58歳です。

2016年に新設されたシンガポール支店で初代支店長を務めるなどし、おととし6月から現職です。

就任から6年で佐賀山常務にバトンを渡す三好賢治頭取は「厳しい経営環境だったシンガポールで営業基盤を築くなど、逆境のなかでもチャレンジする姿勢は、経営トップにふさわしい」と高く評価しました。

一方、三好頭取は代表権のない会長に就きますが、2022年に設立された持ち株会社、いよぎんホールディングスの社長は引き続き務めます。

一連の役員人事は来月26日に開かれる、株主総会と取締役会で正式に決まります。

また、8日はいよぎんホールディングスとグループ17社を合わせた昨年度の決算も発表され、純利益は過去最高を更新しました。

それによりますと、本業のもうけを示す「コア業務純益」は、貸出金残高が増加したことなどで266億円余り増えて、およそ676億4000万円となりました。

また、有価証券の売却などによる利益もおよそ366億円と37億円余り増えました。

一方で経費は、人件費が増加したものの、システム更新を見送ったことなどで、およそ639億5000万円と、44億円余り抑えられました。

こうした結果、最終的なもうけを示す純利益は、209億円余り増えておよそ742億5000万円となり過去最高を更新しました。