同じ高さまで降りてきてもらいました

(城記者)
「これは中々見られないですね」

せっかくなので、同じ高さの場所に来てもらい、気楽にお話を聞かせてもらいましょう。
(坂井裁判官)
「やはり、ここから見る裁判官席、当たり前だが高いところにあるなと思う。見下ろされている感がすごい」

裁判官という仕事、どういった苦労や難しさがあるんでしょう。

(坂井裁判官)
「物事に完全に白黒付けられることばかりではなくて、その中間で悩むことも多い
ので、そこの判断ですごく悩むことが多い」

前例を踏まえつつ自身の良心・信条を貫くこと

その上で、裁判の中で重要視される過去の判断「判例」についても言及します。

(坂井裁判官)
「その判例が言っていることが、今の時代にはそぐわないという判断をするのは、さらに難しい。ただ、それ(判例についての判断)が無くなってしまったら、結局、前例踏襲だけになってしまって、社会・世間はアップデートをしていくのに、裁判所は取り残されることになるので、どこかで変わっていく価値観に対して、裁判所が寄り添った判断をするという勇気を示すことが、すごく大事だと思うし、それがやりがいなのかなと思う」

憲法には次のような規定があります。
「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」
権力から独立した裁判が、私たちの権利と自由を守る役割を、これからも果たしていって欲しいものです。