帝国データバンク松山支店によりますと、愛媛県松山市に本社を置く印刷会社の「クボタ印刷」と関係会社の「アイ・サポート」が、30日までに事業を停止し自己破産申請の準備に入ったということです。
クボタ印刷は1949年創業。
チラシやDM、雑誌類の印刷を手掛け、5億円台の売上を安定的に維持していました。
しかし、需要縮小に加えて資材価格の高騰などもあり、収益面で苦戦を強いられていた中、有利子負債も負担となって今回の事態となりました。
また、「アイ・サポート」は2011年に設立され、高齢者施設の運営を手掛けていましたが、2020年10月末で事業廃止。
その後、同施設の賃貸や管理を行っていましたが、同時に事後処理を弁護士に一任しました。
負債総額は2社合計で約5億9000万円だということです。