運動会シーズンが到来しています。9日の県内は熱中症警戒アラートが発表される中、松山東高校では運動会が行われました。
今年は、さまざまな熱中症対策を講じ2日間に分けての開催です。
午前8時半にスタートした松山東高校の運動会。去年、複数の生徒が熱中症とみられる症状で体調不良を訴え競技を中止したことから、今年は、気温の高い時間帯を避けるため、2日間に分けそれぞれ午前中に開催することになりました。
競技は減らさず入場行進をなくすなどして、炎天下で過ごす時間を短縮しました。
アナウンス「選手の皆さん、しっかり水分補給をお願いします」
競技の合間には必ず水分補給を呼びかけるアナウンスが。さらに、今年はスポーツドリンクが配られ初めて全体での給水タイムを設けました。
(2年生)
「1日目の疲れをケアできるので、2日間開催には賛成。良いところは残しつつなのですごくいいと思う」
(3年生)
「応援合戦も2日間に分けとか、縮小とかもいっぱいあったので、不自由な思いをすることもあったが、競技の応援で前に出ていて自分で進んで水分を取る時間があまりなかったので、時間をちゃんと作ってくれるのはありがたい」
(応援団のメンバー)「応援賞獲るぞ!お~!」
しっかりと休憩を取った生徒たちは青空の下、大声を出して応援合戦に臨んでいました。
午前11時には33.3℃まで気温が上昇しましたが、救護担当の教諭によりますと「生徒個人の熱中症対策の意識が高く、去年に比べて体調不良を訴える生徒はかなり少ない」ということです。
(谷山伸司教頭)
「生徒たちが自分たちの演技を、しっかり準備したものを発揮できるよう2日間の開催にした」
「観覧されている方々にも、安全に見てもらえるようにクーリングできる部屋を用意した。まずは今年このような体験を通して今後のことはまた、これを元に考えていきたい」
運動会2日目の10日は、学校伝統の「グランド劇場」など9つのプログラムが行われる予定です。