愛媛と民間交流が活発なアフリカのモザンビーク共和国に駐在する日本の大使が9日、県庁を訪れ、中村知事と意見交換しました。
9日県庁を訪れたのは、モザンビーク共和国に駐在する濱田圭司特命全権大使です。
愛媛とモザンビークは、愛媛県松山市のNPO法人が放置自転車を寄贈したのをきっかけに、30年近く前から息の長い交流が続いています。
9日の会談では中村知事から濱田大使に対し、とべ動物園へのアフリカゾウ導入について協力を要請しました。
(中村知事)
「アフリカゾウをほしいという話をして、前向きな返事はいただいたんですが、もう少し長い目でみてパイプはつなげていきたいと思いますし、ぜひよろしくお願いします」
濱田大使は、県が目指すゾウの確保のためにできる限り協力したいと応じました。
濱田大使は会談後、SNS上で誤った情報が拡散しモザンビークのホームタウンに認定された愛媛県今治市に苦情が殺到した問題について、次のように話しました。
(駐モザンビーク・濱田圭司特命全権大使)
「今回の件をふまえまして、あらためてモザンビーク政府について、ホームタウンについての正しい理解というか、それについてはすでに説明済みであります」
濱田大使によりますと、今後の対応については、外務省とJICA、それに愛媛県今治市など関係自治体で検討しているということです。