愛媛県今治市内の住宅に男性を監禁しけがをさせたとして、松山地検は8日、逮捕監禁傷害の罪で男2人を起訴しました。
起訴されたのは、市内蒼社町の造船工・藤岡直登被告(26)と、市内南高下町の造船工・窪田郁也被告(35)の2人です。
起訴状などによりますと、両被告は共謀して8月18日の午前1時ごろ、自動車内で男性(27)の両手足と両目、口をテープで縛る暴行を加え、トランク内に閉じ込め発車。
午前2時半ごろには、停めた車のトランクの縁に座らせた男性の顔や体を、殴る、蹴るの暴行を加えた後、後部座席に乗せて藤岡被告の家まで連行。
室内の椅子に男性を縛り、さらに顔や体などを殴るなどの暴行を加え、警察官や消防隊員に救助される午前10時半ごろまで、9時間余りにわたり男性を監禁したということです。
また、一連の暴行で、男性に全身打撲など全治2週間のけがをさせたということです。
松山地検は、両被告の認否を明らかにしていません。
この事件では、いずれも今治市内に住む、会社員の男性(20)と溶接工の男性(28)も、逮捕・送検されていましたが、松山地検は8日、「証拠関係に照らした結果」不起訴処分としました。