就職戦線で売り手市場が続き、警察官の志願者が大きく減る中、愛媛県警は人材を確保しようと7年ぶりに秋採用を行いました。

県警の秋採用に内定したのは、22歳から33歳の男女9人です。

県警察学校で1日このうち7人が出席して内定式が行われ、まず、一人一人の名前が読み上げられました。そして、明石千鶴警務部長が代表者に内定書を手渡した後、「みなさんが培った経験を警察活動に活かしてほしい」と内定者を激励しました。

県警の秋採用は、警察官の志願者が大きく減る中多様な人材を確保しようと、7年ぶりに実施され、内定者は、民間企業での勤務など社会経験がある人がほとんどだということです。

県内出身/元医療関係 菅野龍之介さん(25)
「人と関わる仕事を今までしたきたので、住民の方に近い存在として活躍できるように頑張っていきたいと思ってます」

県外出身/元接客業 中村由華さん(26)
「たまたま愛媛県の警察官の方に密着した動画を見て、愛媛県で働きたいと思った。地域の方により近く親しく声かけてもらえるような警察官になりたい」

内定者は、今年10月に警察学校に入校し、警察官としての基礎を学んだ後、来年3月下旬に現場に配属される予定です。