今週末は前線の影響で雨となるところが多く、特に週明け19日頃には、西日本で警報級の大雨のおそれがあります【雨のシミュレーションを画像で掲載しています】

気象庁によりますと、週末にかけて日本列島は広範囲で大気の状態が不安定となり、特に17日から18日にかけては、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に警戒が必要です。

16日現在、北海道付近では上空約5700mで-18℃以下の寒気を伴う気圧の谷が通過中で、アムール川中流には低気圧があり北東に進んでいます。

また、華中には前線がのび、日本の東には高気圧があって南東へ移動しています。

これらの影響で北海道ではやや強い風が吹き、南西諸島付近では局地的に激しい雨が降っています。

16日は、東北地方で地上の気温上昇の影響により局地的に大気の状態が不安定となり、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意が必要です。

17日には、華中からのびる前線が次第に日本付近に達し、夜までに三陸沖で前線上に低気圧が発生する見込みです。

この前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴う非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

南西諸島~西日本、東日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要です。

18日には、三陸沖の低気圧は北海道東方へ北上し不明瞭になりますが、前線は日本の東から本州南岸付近を通り華中にのびて停滞するでしょう。

そのため、日本付近には上空の寒気が南下し、前線や低気圧に向かう下層の暖かく湿った空気などの影響で、大気の状態が不安定な状態が続きます。

特に19日頃には、西日本で警報級の大雨となるおそれがあります。

予想される雨量は、16日午前6時からの24時間で、
▼九州北部 150mm
▼九州南部 100mm
となっています。

九州南部は16日に、平年より14日早く梅雨入りしました。引き続き、最新の気象情報をご確認ください【雨のシミュレーションを画像で掲載しています】