愛媛県松山市の野志市長は文化団体から要望が出ているホールの整備について、新たな検討会の立ち上げも考えていることを明らかにしました。
松山市は、JR松山駅周辺に整備する施設について、当初、アリーナとホールをあわせて整備する方針でしたが、有識者でつくる検討会の議論を踏まえ、先月、ホールについては切り離して検討することになりました。
これを受け、野志市長は8日の会見で、ホールは老朽化した愛媛県松山市民会館の代替施設を考える中で検討する方針を示した上で次のように述べました。
(松山市・野志市長)
「検討会の立ち上げも含めて、あらゆる方策で将来の文化施設のあり方について考えていきたい。役割分担のことも含めて考えていきたいと考えている」
また、野志市長は、現在、総合コミュニティセンターのキャメリアホールの改修工事が行われていて音響などの機能が強化されることや、全国各地のアリーナがコンサート会場として活用されている例などを挙げ、各施設の役割分担を考える方針を示しました。