国の重要文化的景観に選定されている愛媛県宇和島市の段々畑では、特産のジャガイモの収穫が始まっていて、生産者が汗を流しています。
宇和島市の遊子水荷浦の段畑は国の重要文化的景観にも選定されている石垣造りの段々畑で、「耕して天に至る」と形容される美しさも目を引きます。
こちらは早掘りのジャガイモが特産品で、畑の保全活動や地域活性化に取り組むグループの園地でも収穫が始まっていてこの日も丸々と太ったイモを手際よく掘り起こしていました。
また、地元・宇和島東高校の生徒も植え付けから参加、作業を通じ耕作放棄地の増加など課題を学んだほか、商品開発にも取り組むということです。
宇和島東高校の生徒
「ジャガイモをマッシュポテトにしたりして作るので小さなジャガイモとかもいっぱい活用できそうだと思いました。(段畑を)保存していくことは大事だと思うし、何か協力できることがあればさせてもらえたら」
グループによりますと、今シーズンは寒波の影響が心配されたものの、例年通り、甘くホクホクした口当たりのイモに育ったということです。
こちらでのジャガイモ収穫は今月下旬まで続きます。