愛媛県教育委員会は、県内の公立中学校の再任用の男性教諭(60代)が、睡眠導入剤が含まれる薬を服用して自家用車を運転し交通事故を起こしたとして、3月25日付けで戒告の懲戒処分としました。
県教育委員会によりますと、再任用の男性教諭は去年9月、平日の勤務が終了した後に自家用車で自宅近くのコンビニに買い物に向かう途中、大洲市内の信号のない交差点で十分な確認をしないまま右折し、直進してきた対向車と正面衝突の事故を起こしたということです。
男性教諭と対向車の人は、いずれも軽症だったということです。
男性教諭は、病気の治療のため医師から処方された睡眠導入剤を含む薬を服用していた影響で、正常な運転ができないおそれがある状態で運転し事故を起こしたとして、3月13日、裁判所から罰金50万円の略式命令を受けました。
県教委の聞き取りに対し、男性教諭は「二度とこのような過ちを繰り返さないためにも常に自分に厳しく、周囲の安全を最優先して考えるよう努める。被害者をはじめ、関係者のみなさまに多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びする」とコメントしているということです。
なお、男性教諭は今年度の途中から病気療養休暇中だということです。