24日、愛媛県内ほとんどの小学校で卒業式がおこなわれ、およそ1万人の児童が思い出のつまった学び舎を巣立ちました。

このうち松山市立番町小学校では、57人の児童が卒業をむかえました。

式では、ひとりひとりに卒業証書が手渡され学校生活を振り返っていました。そして仲公一校長から「自分に厳しく、人に優しく、これから未来を切り開いていってください」と卒業生にはなむけの言葉が贈られました。

式のあとは、思い出の詰まった教室で最後のホームルーム。担任の先生から改めて卒業証書が手渡されました。

さらに…

児童から保護者へ、感謝の気持ちを込めた手紙のサプライズも用意されていました。そしてお世話になった先生にもサプライズです。

(教員)
「(明日から)みんなはいないんだなと思うと、寂しいです。君たちの色を出して、自分らしく未来を描いていってほしいと思います」

児童たちは6年間ともにしたかけがえのない仲間と、思い出を振り返りながら最後のひとときを過ごしていました。

(児童)
「なんともいえない寂しさがある。ここまで育ててくれてありがとう(と家族に伝えた)」
「出会いと別れというのが人生にとって大事なものなので別れは寂しいけど中学校も頑張りたい」
「(中学校では)勉強では数学が苦手なので数学を頑張って、部活ではダンス部に入って思いきりダンスを踊りたい」

県教育委員会によりますと県内では24日、公立の小学校262校で卒業式がおこなわれ、この春およそ1万人の児童が学び舎を巣立つということです。