待ち望んだ人も多いのではないでしょうか。伊予鉄グループは18日から、ICOCAなど全国交通系ICカードを電車とバスの全線に利用を拡大しました。
伊予鉄の電車とバス全線で18日から利用できるようになったのは「ICOCA」や「Suica」など、10種類の全国交通系ICカードです。
伊予鉄グループでは去年3月から、松山市内電車と空港リムジンバスで全国交通系ICカードを導入していましたが、利用者の要望を受け、およそ20億円を投じ拡大の準備を進めてきました。
18日は記念イベントも行われ、ICOCAのキャラクター「イコちゃん」も駆け付けPRしていました。
全国交通系ICカードの全線拡大に、利用者は…。
利用者
「4月から娘が高校生になるので、ICOCAを入れたらいいなと思って利用を考えている。どこでも全国使えるようになるから便利になる」
「春休み中に移行する。たまに県外などに行くことがあるので、そこで愛媛で使っていたものが県外でも使えるというのは嬉しい」
県外からの旅行客は、突然の変化に…
佐賀県から旅行
「きのうまでは使えなかった。きょう使えた、便利です」
伊予鉄道 河野智臣専務
「こういうカードを導入することで、地域の人、そして来県する人の利便性が格段に向上すると考えている。愛媛県の観光振興に寄与したい」
伊予鉄グループは、去年10月から始めた全国交通系ICカードや決済アプリの利用で運賃が20円引きとなる「キャッシュレス割引」を継続。
さらに、WEB上で通勤用の定期を購入できる「iCONPASS」も開始しました。
窓口に並ばなくても、WEB上で手続きすれば「ICOCA」を通勤用の定期として利用できるもので、こうした取り組みでキャッシュレス化を進める方針です。
一方、伊予鉄グループ独自のICカード「ICい~カード」は17日で販売を終了し、今年9月いっぱいで廃止する予定です。