10日、気象庁は「早期天候情報」を発表しました【雪と寒気のシミュレーションを画像で掲載しています】

早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

それによりますと、北海道地方の気温は、向こう4日間程度は寒気の影響を受けにくいため高く、かなり高い日もあるでしょう。その後は18日頃まで平年並ですが、19日頃からは再び寒気の影響を受けにくいため、かなり高くなる可能性があります。

北海道地方 3月19日頃から かなりの高温
かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.4℃以上

九州北部地方(山口県を含む)の気温は、向こう4日間程度は高い日が多く、かなり高い日もありますが、その後は寒気の影響を受けやすいため平年並か低く、16日頃からはかなり低くなる可能性があります。気温の変動が大きいでしょう。

九州北部地方(山口県を含む) 3月16日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.2℃以下

九州南部・奄美地方の気温は、向こう5日間程度は高い日が多く、かなり高い日もありますが、その後は寒気の影響を受けやすいため、かなり低くなる見込みです。気温の変動が大きいでしょう。

九州南部・奄美地方 3月16日頃から かなりの低温
かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.1℃以下

また、寒気の予想シミュレーションによりますと、16日以降、ふたたび寒気に覆われ、特に19日には東日本~西日本の広い範囲で上空1500mに氷点下6度以下の寒気が流れ込む予想となっています。

雪と雨のシミュレーションでは、16日以降、東海・北陸・関東甲信地方の山沿いを中心に、ふたたび“大雪”となる予想になっています。

引き続き、最新の気象情報をご確認ください。