福祉の現場で役立ててもらおうと、愛媛県松山市に本社を置く自動車販売会社が、県内の施設に車いすを贈りました。

21日の贈呈式では、愛媛日産自動車の岡豊社長が、寄贈先の1つで松山市の「特別養護老人ホームゆずの里」の野村一平相談役に車いす1台を贈りました。

愛媛日産では、代金の支払いを振り込みにしてもらうことなどで削減した収入印紙の相当額を積み立てて車いすを購入していて、この取り組みは今回で3回目です。

特別養護老人ホームゆずの里 野村一平相談役
「支援の輪が広がっていくことは、今後の高齢者分野の大きな希望になると確信しています。1台の車いすの価値を、今後より高いものにしていくことを目指して日々精進していく所存です」

今回贈られた車いすは、コンパクトで乗り降りしやすいなど、現場でも使いやすいタイプだということで、「ゆずの里」を含む愛媛県内10の福祉施設で活用されます。