建築を学ぶ高校生が、設計の知識や技術を競う大会が行われました。
愛媛県内の建築士事務所でつくる団体が毎年開いているこのイベントには、今年、県内4つの高校から設計図や模型など130点の応募が寄せられ、57点が入賞しました。
松山市内で18日、表彰式が行われ、入賞者の代表に賞状が手渡されました。
このうち、最優秀にあたる県知事賞に輝いたのは、松山工業高校3年・丸山琉佳さんの作品「伊予漣駅」です。
隣接しているJRの伊予市駅と伊予鉄道の郡中港駅を一体化させた駅と、商業施設を設計しました。
屋根などの曲線は、地元伊予市の五色浜の波を表現したということです。
「実現には時間を要するものの、現状の問題点や周辺施設との調和も考慮されている」と高く評価されました。
県知事賞 松山工業高校3年・丸山琉佳さん
「いつも利用している駅から地域のコミュニティを広げられないかと思い設計した。大規模な公共施設に携われるような設計士になりたい」
このほか、入賞作品には、駅の再開発や大学の新しいキャンパスの計画など、独創的なアイデアが多く見られました。
入賞作品は、2月24日まで松山三越5階に展示されています。