寒さが厳しさを増す一方で、暦の上では3日から春です。各地の酒造会社では、搾りたての日本酒をその日のうちに届ける「立春朝搾り」が行われ、春の訪れを祝いました。
このうち、愛媛県四国中央市の梅錦山川では、夜明け前から、搾った酒を瓶詰めする作業が行われました。
この後、販売店の担当者らが集まり神事を行った後、池内透社長が新酒の出来栄えを確かめました。
「立春朝搾り」は福を呼び込む縁起の良い酒とされていて、今年は全国41の蔵元で行われました。
梅錦山川によりますと、今シーズンは夏の暑さの影響で米が硬く、仕込み作業が難しかったものの、米の甘み・うま味が引き出せていて、すっきりとした味わいに仕上がったということです。
梅錦山川 池内透社長
「去年もおいしいお酒が出来まして、その後の鑑評会で金賞も取れましたので、この味であれば今年も期待できるんじゃないかなと思います」
梅錦山川の「立春朝搾り」は、720ミリリットル瓶でおよそ5500本が、県内のほか香川と徳島の店で販売されています。