砥部町長選挙が選挙戦となるのは12年ぶりで、告示前の19日に開かれた公開討論会では、およそ400人が2人の訴えに耳を傾けました。

このうち子育て支援と人口減少対策について、古谷候補は、松山市のベッドタウンとして子育て世代の流入を図ると訴えました。
古谷候補
「保育園に関しては第1子から無償化をはかっていく。小中学校、給食費けっこう高いです。段階的に補助をしていって、将来的に無償化を目指したいと思っています。そして高校生、大学生というのは、さまざまな形の給付を行っていきたいと思っています。そういった総合的な負担の軽減により、この町を選んでくれるきっかけをつくっていきたいと思っています」

一方、岡田候補は、体験ツアーや空き家バンクの充実による移住促進を訴えたほか、子育ての負担軽減策を掲げました。
岡田候補
「まず第2子以降の幼保無償化。夏休み放課後児童クラブでの給食、あるいは弁当の提供を行いたい。ベビーベッド、ベビーバス、スケール、そういったものはある程度の年齢を過ぎると必要でない。また今度チャイルドシートが必要になってくる。そういったものをしっかりとレンタルで提供して寄付していく」
討論会の締めくくりの挨拶で、2人の候補は…。
古谷候補
「今、健全で安定した財政運営ではないと財務省の資料に書かれています。これが今の現状です。私は厳しいなら厳しいと言わないといけない。良いなら良いとしっかりと皆さんにご理解をいただかないといけないと思います。皆さんと一緒にこれからの砥部町をつくっていきたい。皆さんに知っていただいて選択していただいて、そして砥部町という町を次の世代につないでいきたいと思っている」
岡田候補
「ことさら町の将来の不安をあおったり危機感を言うことはしません。地方自治の経験と人脈を生かし、そして何より町民の皆様との絆があります。幸せを感じられる新しい砥部町をつくり上げていきます。皆さんのために働かせて下さい。私に4年間、任せてください。私を信じてください。絶対に後悔させまん」
砥部町長選挙は1月26日に投票が行われ、即日開票されます。