気象庁によりますと、関東地方南部では、6日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨となる可能性があります。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください(今後の雨と雪の予想、寒気の予想は画像でご覧いただけます)。
▼気象概況
紀伊半島の南には前線を伴った発達中の低気圧があって、東北東へ進んでいます。低気圧は発達しながら6日夜に伊豆諸島付近を通過し、7日朝には北海道の南東海上に進む見込みです。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東地方や伊豆諸島では、7日未明にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
▼雨の予想
関東地方南部と伊豆諸島では、6日夜のはじめ頃から夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
6日に予想される1時間降水量は多い所で、
関東地方南部 30ミリ
伊豆諸島 40ミリ
6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
関東地方南部 60ミリ
伊豆諸島 60ミリ
▼防災事項
関東地方南部では、6日夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
また、関東地方は、7日未明にかけて、伊豆諸島では6日夜遅くにかけて落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。