最大震度7が発生した熊本では、3日目の朝を迎えました。熊本県によりますと、これまでに12人が亡くなりましたが、懸命な救出活動も続いています。

震度7を観測した氷川町では、倒壊した家屋で救出活動が行われていました。

JNN取材団
「倒壊した建物の中から住民が救出されました」

この家に住む夫婦2人が見つかり、夫婦の家族によりますと、そのうち高齢の夫が亡くなったということです。

そして、震度6強を観測した八代市でも多くの建物が壊れていました。

JNN取材団
「住宅が倒壊し、道路の片側一車線をふさいでしまっています」

地震の後に爆発が起きた「イオンモール熊本」では、警察がきのう撮影した映像を公開しました。天井は落ち、斜めに倒れている柱もあり、爆発の威力を物語っています。

消防によりますと、イオンモール熊本では5人の死亡を確認しています。

そして、日本製紙八代工場は煙突が折れていました。県によりますと、工場には少なくとも11人が閉じ込められ、このうち5人の死亡が確認されています。

それぞれの現場では取り残された人たちの一刻も早い救助のため、懸命な救出作業が行われています。

こうした中、給水活動も本格化しています。八代市では地震によって市内全域で断水が発生していますが、避難所になっている「鏡コミュニティセンター」では、きのう朝から給水車による緊急支援が行われ、住民たちが長い列を作りました。

親子連れ
「ありがたいです。とりあえず(子どもに)飲ませます」

避難所も電気と水が止まったため、建物の外で過ごす人の姿も見られました。

80代
「外が少しでも風が通るので、ここにいます。冷房が入らないので」

八代市によりますと、断水は復旧のめどが立っていないということです。

この地震について、政府の地震調査委員会は臨時の会合を行い、10年前の熊本地震で“前震”を引き起こした「日奈久断層帯」の一部が活動したと評価し、「10年前の地震活動と関係している」との見解を示しました。

そのうえで、「今回の地震でも断層のすべてがずれ動いたわけではなく、いわゆる“割れ残り”がある。今後、その部分が大きな地震を引き起こす可能性は十分にある」として注意を呼びかけています。