陸上自衛隊は、複数の同僚から現金をだまし取ったとして既に懲戒免職となっている男性の元隊員2人を、詐欺の疑いで書類送検したと発表しました。
14日付けで書類送検されたのは、松山駐屯地に所属していた26歳と29歳の男性の元陸士長です。
陸上自衛隊によりますと、26歳の元陸士長は遊興費ほしさに「資産を増やす」などと複数の同僚に持ちかけ、現金あわせておよそ290万円をだまし取った疑いがもたれています。
また29歳の元陸士長は親の入院費を名目に、複数の同僚からあわせて60万円をだまし取った疑いが持たれています。
2人は今年7月に懲戒免職処分となっていて、捜査を進めていた自衛隊の警務隊が14日詐欺の疑いで松山地検に書類送検しました。
2人は容疑を認めているということです。
松山駐屯地の米村謙一連隊長は「誠に遺憾で申し訳ない、隊員個々の服務指導を徹底し再発防止に努める」とコメントしています。