5日未明、愛媛県松山市内の路上で男性が頭から血を流して倒れていた事件で、警察は58歳の会社員の男をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、松山市別府町の会社員柳生真弥容疑者58歳です。
警察によりますと、柳生容疑者は、5日午前1時20分ごろ、松山市立花の市道で車を運転中、前を歩いていた近くに住む37歳の介護福祉士の男性をはねてそのまま逃走した疑いがもたれています。
はねられた男性は、病院に搬送されましたが、頭を強く打っていて、意識不明の重体だということです。
事故のあと、路上でフロントガラスを破損した車が見つかり、運転していたとみられる柳生容疑者から事情を聞いた際、呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
柳生容疑者は調べに対し、「人とぶつかる事故とは思っていなかった」などと容疑を一部否認しているということです。
警察は、柳生容疑者や同乗していたとみられる男性から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べています。