九州大学発のベンチャー企業が手掛けた「レンズ風車」という風力発電設備が、四国で初めて、愛媛県伊予市の認定こども園に設置されました。

(子どもたち)
「風よ吹けー!」

伊予市の認定こども園「みかんこども園」に四国で初めて設置されたのが、風力発電を行う「レンズ風車」。

高さはおよそ6メートルで愛媛らしく、ミカンをイメージした塗装が施されています。

レンズ風車は九州大学発のベンチャー企業が開発したもので、その特徴は羽根の周りに取り付けられた「つば」の付いた輪です。

この輪によって前方に空気の渦ができ、風車の周りと中心部分で気圧の変化が生じるため、通り抜ける風のスピードを加速させることができるといいます。

これにより、発電効率が通常の風力発電のおよそ3倍に向上するということです。

(園児インタ)
「すごい」

――Q.どんなところがすごい?
「回っているところ」

「レンズ風車」は民間の工場や自治体の施設など全国におよそ50基が設置されていて、風力発電による脱炭素化のほか、蓄電もできることから災害時の電力確保に期待が高まっています。

(認定こども園みかんこども園・大野京子園長)
「日常的にも使えて、震災のときにも使えるというのが一番のメリットかなと思って、子どもたちの安心安全のためにこういったものが大切なのではないかなと考えて、設置する運びになりました」

園ではすでに一部の電力をレンズ風車の発電でまかなっていて、開発企業は今後、全国の教育施設への設置を進めたい考えです。