日本船舶海洋工学会が主催する「シップ・オブ・ザ・イヤー」に、今治造船などが建造した世界最大級のコンテナ船が最高位に輝き、都内で授賞式が行われました。
「シップ・オブ・ザ・」イヤー」は、日本船舶海洋工学会が国内で建造された話題の船の中から、技術的・芸術的・社会的に優れたものに与えるものです。
34回目となる今回は、去年建造されたのべ6隻から、今治造船が手掛けたコンテナ船「ONE INFINITY」など2隻が最高位に選ばれました。
今治造船によりますと、船は全長およそ400メートル、2万4000個のコンテナが積み込める世界最大級のものです。
主催者によりますと、およそ半年間に3つの工場で6隻を建造した技術力と、15%ほどの省エネと積み込みスペースの増加を両立させた船首の風防が高く評価され、最終的には全会一致で最高位に選出されたということです。
今治造船は「引き続き経済性、環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造に努めたい」とコメントしています。