愛媛県松山市の観光のシンボル「道後温泉本館」は18日から休館となり、来月の全館営業再開に向け、本格的な準備がスタートしました。

(近藤リポーター)
「18日から休館する道後温泉本館、17日まで使われていた入り口の「道後温泉」と書かれた看板は取り外され現在、再開に向けた準備作業が進められています」

来月11日の全館営業再開に向け、23日間の休業に入った道後温泉本館。

18日は、建物の東側に設けられていた臨時の入り口を撤去する作業などが行われていました。

そんな中、本館目当てで訪れた観光客の姿も…。

(高知からの観光客)
「すごくきれいなところばかりなので、見られただけでも良かった」
「リニューアルしたら一緒に来たいと思う」

(宮城からの観光客)
「(休館を)知りませんでした。どうするか今から悩みます」

一方で…

(近藤リポーター)
「飛鳥乃湯泉を彩ってきたこちらのアート作品も、本館の再開に伴って間もなく見納めとなります」

本館の工事期間に賑わいを生み出そうと実施されていた「道後アート」。

その一環で、飛鳥乃湯泉に3年近くにわたって展示されていた、蜷川実花さんの作品は、来月10日をもって公開終了となります。

愛媛県松山市は、観光客に対し本館の休業期間中は飛鳥乃湯泉や椿の湯を利用するよう呼びかけていて、18日も国内外からの観光客が訪れていました。

(アメリカからの観光客)
「(愛媛は)美味しい食べものもあるし、(本館以外に)2つ温泉もあるし大丈夫」

一方、道後温泉旅館協同組合に加盟するホテルによりますと、今月の予約数に落ち込みは見られないということで、本館休業の影響は限定的と言えそうです。