家族との通信が遮断される中、皮肉にも小原さんの当時の仕事は固定電話やインターネットがつながらない、といった通信障害の報告を利用者から受ける業務でした。
地震直後、客から届いた連絡で現地の惨状を知ったといいます。

(小原さん)
「電柱が倒れてますとか。ケーブルが垂れ下がってますだとか。いまこういう状態だから何とかなりますかみたいな。みんな一瞬で止まるんだなって思いましたよね」

発災から5日間は会社に寝泊まりし、対応にあたった小原さん。
その後も災害復旧の仕事に長く関わり、震災発生から15年が経った3月。
小原さんは初めて震災の句を詠み、東日本大震災句集へ投句しました。

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(小原克則さん)
「月日が経ってきて、2時46分ですか。サイレン鳴らしますもんね。サイレンっていうのは何だろう。けじめの一つ、けじめというか、『想いの一つ』なんだなと思って作りました」


「サイレンの鳴りて静かや春の海」