出発式では地域の女性たちで作る「ふたごいものこ母ちゃんの会」のメンバーが芋の子汁300食分を調理しました。

生産者も母ちゃんの会のメンバーも「二子さといも」の独特の食感については強いこだわりを持っています。

(鈴木賢二部長)
「粘りがあっていつまでも。ホクホクというより、トロトロというようなイメージがありますね」
(母ちゃんの会)
「こういうのはネッカリしてないのね。チャキチャキ感があって。ネットリしないんだ」
二子地域の皆さんが使い分けるイモの食感についての多様な表現。

ホクホクやトロトロという一般的な表現の他にもネッカリ、チャキチャキなど様々な言葉を使い分けているのです。
母ちゃんの会の及川律子会長は今シーズン最初の二子さといもは食感がいつもの年と違ったと言います。

(母ちゃんの会 及川律子会長)
「一番最初に食べたイモは大丈夫かなと思うくらい、イモが硬かったです」

この夏の少雨の影響でイモの組織が半透明になる水晶芋と呼ばれる状態が目立ちました。

先ほど出た「チャキチャキ」と表現される食感です。

(鈴木賢二部長)
「柄を切って、こっちの2本はマルチをはいだ状態で、これからイモをかくだけになっているし」