また今回の企画展には、学芸員の普段の仕事を知ってほしいという思いも込められていて、所属する17人の学芸員の机をイメージしたパネルが展示されています。


特別に実際の机も見せてもらいました。

こちらは、生物部門で無脊椎動物などが専門の渡辺修二さんの机まわり。
標本になるのを待っている虫たちや大量の資料に書籍、研究道具などで埋め尽くされています。

(学芸員 渡辺修二さん)
「特別散らかすのでこの部屋をつかっている。どうしても昆虫採集を調査でするので、とってきたあとそのまましまうのではなく、このように形を整えてからしまうので、どうしても場所を必要としてしまうことを言い訳に使わせてもらっています」

案内してくれた近藤さんの机は?

(学芸員 近藤良子さん)
「こんな感じですね。竿とか、毛ばりとかが置いてあって、リールとかが置いてある。とった魚とか。やばいじゃないですか」

これは決して釣りで遊んでいるわけではなく、現在近藤さんが調査している伝統的な和竿、盛岡竿や釣り道具などに関する資料の数々です。
このような場所で学芸員たちは日夜研究に励み、今回のような企画展などでその成果を発表しています。

さまざまな分野の学芸員たちの情熱とこだわりを感じ、博物館の魅力にどっぷりとつかることができる企画展「驚異の部屋」は、5月18日までの開催です。


あなたも不思議な世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。