岩手県大船渡市での大規模な山林火災の発生を受けて、達増拓也岩手県知事は被害を受けた住民らを支援する、補正予算を編成する方針を示しました。

大船渡市で発生している大規模な山林火災は、発生から7日目となる4日も延焼が続いていて、鎮火のめどは立っていません。

現在市内の1896世帯4596人に避難指示が出されています。
達増知事は4日行われた定例記者会見で、住民への支援について次のように述べました。

(達増拓也 岩手県知事)
「被災者の生活再建を早急に支援するため、補正予算の編成を含め必要な対応を行っていまいります」

県は住宅の被害を受けた住民に仮設住宅の提供などの支援を検討していますが、正確な建物への被害は未だ把握できておらず、県の発表は2月27日時点の84棟から更新されていません。

このため達増知事は補正予算案の議会への提案時期については明言しませんでした。