延焼が続く大船渡市の山林火災現場から最新の状況を伝えてもらいます。
大船渡市末崎町の赤土倉漁港です。
私の背後に見える赤崎町は斜面複数の場所から火の手が上がって、今の煙の向きから見ると、風は北東方向から吹いています。
今、見ている向きとは逆延焼エリアの北側も深刻な状況です。
午後4時ごろ避難所となっている三陸町越喜来の三陸公民館から延焼範囲の北側を見ると甫嶺や小石浜方面にも火の手が近づいているのが確認されました。

風向きによって様々な場所で急に勢いを増す山林火災。
2100ヘクタールにも及ぶあまりにも広い延焼範囲に対して消火能力が追いつかない状況です。

夜間はヘリコプターによる消火活動ができず陸上からの消火で集落への延焼を食い止めることになります。
林野火災現場はその北側、南側のどちらも緊迫した夜を迎えます。