果たして今はどんな味なのか。
「ウイスキーニューメイク」と呼ばれる、成長段階にあるお酒の味を試飲させてもらいました。

(大崎記者リポート)
「喉が焼けるようですがコク、香り、喉ごし…おいしいですね」

南部美人は10日本社で、希望する人向けに有料での試飲を始めます。
お酒の中でも蒸留酒に分類されるウイスキー。
原料は日本酒が米なのに対して、ウイスキーは大麦が使われています。
南部美人は国産のもの、特に宮城県東松島市産の大麦の麦芽を採用しています。
ウイスキーの製造工程はまず大麦の麦芽に温水を加え、糖化させたものをろ過して麦汁を作ります。
それに酵母を混ぜて発酵させます。
発酵までの日数は、日本酒が25日程度かかるところを、3日と短期間です。
これを蒸留器と呼ばれる装置を使って熱し、水より低い温度で気体になるアルコールの蒸気を、冷却して液体に変えたものが無色透明な原酒になります。
これを木だるに詰めます。

これら一連の作業にかかる期間は1週間です。