振込先が記されたSNSの画面を見せながら、永山さんに振り込み方を尋ねてきたのです。

(永山翼さん)
「若い女性のアイコンで。最初、日本語じゃなかったんですよね」
どこの国の言語かわからないSNSでのやり取りを見て、怪しいと思った永山さんは詳しく経緯を尋ねようとしましたが…

(永山翼さん)
「短い言葉のやりとりは上手く伝わったんですが、長い言葉は伝わらなくて…。どうも耳が不自由な方だったので、手帳を使って筆談させていただきました」

時間がかかる筆談でのやりとり。その間、コンビを組む道又さんは上司に連絡したうえで周囲を警戒しました。

(道又康生さん)
「2人で対応してしまうと(犯人グループに)襲われる可能性もあるので、永山さんに任せて私は警戒をしていました」