(吉田美涼記者)
「岩手山の七滝登山口に気象台の職員らが集まりました。これから、岩手山の火山活動を観測しに向かいます」

これは岩手山で山の膨張を示す地殻変動が観測され、火山活動に関する臨時情報の発表を受けたもので、気象庁の自然災害を調査する機動調査班が現地調査を行いました。
調査の結果、地表や噴気の温度、周辺の水質などにこれまでと特段の変化はなく、噴火警戒レベル1を継続することになりました。

県内で火山防災の関心が高まる中、長年火山防災の研究に携わってきた岩手大学の齋藤徳美名誉教授に注意すべき点を聞きました。
岩手山の火山活動について次のように語りました。
(岩手大学 齋藤徳美名誉教授)
「(今回は)近くの登山者などには大きな影響が出る。居住地の方々にいろいろ制限する事態ではないのでそこは安心していていいと思う」