夏休みの行楽シーズンを前に、観光船から乗客が海中に転落する事故を想定した救助訓練が、岩手県田野畑村で行われました。



この訓練は小型の磯舟=サッパ船を活用してクルージング事業を行う、NPO法人体験村・たのはたネットワークが、宮古海上保安署の協力で行ったものです。
16日はNPOのスタッフと船頭、宮古海上保安署の職員合わせて12人が参加し、サッパ船から海に転落した人へ救命浮輪を渡して、縄ばしごで引き上げる訓練が行われました。

こちらのクルージングは1回につき8人ほどが乗り込み、海から断がいを望む60分間のコースが人気です。

2004年の運航開始から、事故は一度も発生していないということですが、参加者は万が一の事態が起きても適切に対処できるよう気を引き締めていました。