原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分について、盛岡市で住民向けの説明会が行われました。

この説明会は国などが全国各地で開いているもので、11日はインターネットなどで実施を知った42人が参加しました。説明会では再処理工場で使用済み核燃料からプルトニウムなどを回収し、残った廃液をガラスに溶かし込んだものを地下300m以上の深さで数万年にわたって保管する事業の概要が説明されました。

最終処分地の選定については、北海道や佐賀県の自治体で文献調査が行われたものの、決定には至っていません。
説明会の参加者からは「テロや地震のリスクはないのか」などの質問や「再生可能エネルギーを活用した方がいい」などの意見が出されました。

国は今後も国民との対話を重ね理解を広げたいとしています。