この物価の高騰には、実はこんな効果も…。
倶知安観光協会 鈴木紀彦事務局長
「物価が上がっていけば、人件費も上がっていきます。その中で時給もほかの地域と比べると、札幌もしくは東京以上の人件費になっているので、流れとしては決して悪くない。物価が高くなって、人件費が上がっていく。それは日本全体が目指すべきところだと思う」
つまり国際的な観光地の物価が上がると、その地域の賃金も上がり、周りの地域の賃金も上昇、それと共に世界的な物価水準に追いついていくというのだ。
この流れは、今や外国人が殺到している小樽市でも…。

Xの投稿より
「この間、小樽に行ったんですけど、まさにインバウンド価格で、タラバ足8800円、ホタテ1枚2500円」
小樽市の一部の店舗でも、既にインバウンド価格を採用している店も。
さらに札幌市でも…
アンワインドホテル&バー札幌 大内智博ジェネラルマネージャー
「需要と供給と言いますか、多くの客が来ている時には、少し価格を上げて設定させてもらっている。背景には資材の高騰や、もろもろの価格の高騰というのが背景にある」
雪まつり期間中、多くの一般的なビジネスホテルでおよそ3~4万円、高いところでは10万円を超えるところも。
アンワインドホテル&バー札幌 大内智博ジェネラルマネージャー
「泊まってくれた客に、その金額に見合った満足を、どれだけ提供できるかが課題」