2026年2月のミラノ・コルティナオリンピックへ向け、スピードスケートの代表レースは佳境を迎えています。
北海道幕別町出身の稲川くるみ選手は、高校時代の恩師と二人三脚で夢舞台を目指しています。

スピードスケート女子・短距離で初のオリンピックを目指す、北海道幕別町出身、稲川くるみ選手。

高校時代、稲川選手のポテンシャルを見抜いた、帯広三条高校の後藤陽監督の指導のもと、実力を大きく伸ばしました。

稲川くるみ選手
「(中学時代も)全然成績も何もなかったんですけど、もう最初からあったときから、最初に会った時から、日本で一番になれるとか、世界に行けるというのを、すごく言われ続けた」
高校3年生の時にはインターハイ3連覇、さらにジュニア世代の世界トップに。
しかし、卒業後は腰痛などのケガにも苦しみ、前回の北京大会では、代表入りを果たせませんでした。

稲川くるみ選手
「オリンピックには出たことがないので、とにかく出たいと思っている。メダルが獲得できるように頑張りたい」

目標の舞台へ、当初はナショナルチームに籍を置いた稲川選手。
代表選考が迫る中、昨季ナショナルチームを離れ、本当の自分の潜在能力を引き出してくれるとかつての恩師を頼りました。

稲川くるみ選手
「いいとか悪いとか、はっきりいってくれないと分からない(笑)」

帯広三条高・後藤陽監督
「娘なんですよ、娘と同じ年だし…父親みたいな感じ」

帯広三条高・後藤陽監督
「彼女の夢、4年前に大きな忘れ物を(五輪代表)選考会でしてきているので」

帯広三条高・後藤陽監督
「だからこそ、今回はそれを取り返しに行きたい」

遠征中もSNSで動画を送るなど密に指導を受ける稲川選手。二人三脚で夢舞台を目指し、突き進みます。

稲川くるみ選手
「年齢的にも何回もこれから行ける大会でもないので、まずはけがをせず、思いっきりスケートができる1年にしたいと思う」







