おととし9月、北海道苫小牧市の交差点で、白バイと衝突し、警察官を死亡させた罪に問われている大型トラックの運転手の裁判…1日午前、事故現場に居合わせた男性の証人尋問が行われ、男性は「トラックは右折せず、直進すると思っていた」などと証言しました。

 起訴状などによりますと、砂川市の無職、谷口訓(さとし)被告55歳は、おととし9月、苫小牧市柏原の道道で大型トラックを運転中、信号機のない丁字路交差点で右折しようとした際、反対車線を直進してきた白バイと衝突。

 白バイに乗っていた男性警察官(当時32歳)を死亡させた過失運転致死の罪に問われています。

現場は、苫小牧市柏原の信号機のない丁字路交差点

 この事故をめぐり、検察は去年3月、谷口被告を不起訴処分としましたが、検察審査会への申し立てを受けて再捜査した結果、5月8日付けで在宅起訴していました。

 これまでの公判で弁護側は「時速120キロという高速のバイクの接近を予見し、回避することは不可能、被告に過失はない」と無罪を主張。

白バイは、大型トラックの中央部に衝突