建物の雪対策に詳しい北海道科学大学の千葉隆弘(たかひろ)教授は、以下のように指摘します。

翌日、フェンスに覆われ、屋根の雪下ろし(20日午前)

 北海道科学大学 千葉隆弘教授
「稀なケースですね。健全な状態であれば、まず壊れない」
「おそらく、部分的に強度の弱点ができてしまったというところが考えられる」
「建築部材の一部だけ壊れて、あとは健全な状態かもしれない」
「雪の重さで倒壊するとなると、建物の中まで雪が侵入するはずだが、そこまで至っていない」

 一方で、詳しい原因がまだわからない中、同じ構造の建物について、点検が必要だとしています。

「健全な状態であれば、まず壊れない」と指摘する北海道科学大学 千葉隆弘教授

 北海道科学大学 千葉隆弘教授
「一般住宅に比べて厳しいルールの中で設計されている」
「(安全は)担保されているはず」
「設計者が倒壊の原因を調査して、同じ構造形式の店舗に対し、点検していく必要があると思う」

 今や都心でも、地方でも、暮らしに欠かせない存在となっているコンビニエンスストア…運営会社は、倒壊しそうになった原因の究明を急ぐとともに、同じ構造の店舗がないか、安全点検をすすめるとしています。


2月21日(火)午前11時26分配信