議論は生煮え?目的の曖昧さに拭えぬ疑問

森田絹子キャスター:
副首都の要件ですが、政府が今後、人口や経済規模などを基準に内閣が制定する政令で決めて、総理が都道府県を指定することになります。
堀啓知キャスター:
(時の)内閣が決めるということなんですね。
コメンテーター 小橋亜樹さん:
経済の規模などを基準に制定というのを踏まえると、「首都にするために?」と思われても本当にしようがないなって思っちゃいますよね。 そもそも何のためにその基盤を移すんだ、もう有事とか本当に災害の際っていつどこで何があるか分からないと。確たるものっていうより、柔軟な対応が必要な法っていうことですよね。
堀啓知キャスター:
柔軟にやっていくために、副首都が必要になるかどうかという議論がよく分からないんだと思うんですよね。国民的議論にはなっていないんですけども。 振り返ってみると、首都機能移転の話って小渕内閣の時代にもありました。98年とか99年とかその頃ですが、 当時は栃木・岐阜などの候補地が出たこともあったんです。ただ、今はもう交通網とかデジタル化の進展で、首都機能の代わりは別に東京の近くじゃなくてもいいっていうレベルになってるんじゃないかなと思うんですけども。
コメンテーター 北海道文教大学 當瀬規嗣教授:
副首都っていうのはどういう意味でつくるんだっていうイメージが全然できていない。あくまで首都のバックアップとしてやるのか、それとも分散するっていうイメージなのか、それすらまだよく分からない。災害のためにっていうのであれば、当然なんですけど東京と同時に災害を受けるような場所に副首都を持っていったら意味ないですよね。 そうすると、もうかなり離れているということになるので、申し訳ないけど、例えば太平洋ベルト地帯みたいなところは駄目ですよね。
堀啓知キャスター:
南海トラフで全滅したときっていうのは、もう関東から九州まで大きな被害を受けるので。そうすると中部日本や関西も大打撃なんですよね。
コメンテーター 北海道文教大学 當瀬規嗣教授:
大打撃ですよね。それじゃ副首都の機能はまったく果たせないということになっちゃう。 別に「北海道に来い」と言っているわけじゃないですけども。 客観的にそういう話なんですけど、すごく曖昧すぎるんじゃないかなと。
堀啓知キャスター:
ちょっと議論が生煮えというか。 なかなか国民に響いていないなというところですが。 例えば札幌のような拠点都市を、地方の人口流出に歯止めをかける街に育てていかなきゃいけないというところで言うと、副首都になるかどうかは別としてもね、それは取り組んでいかなきゃいけない課題ではあります。







