外国人を労働力ではなく人として…社会に問われた課題

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森田絹子キャスター
西千津さんによりますと、倒れてすぐに支援者につながったり、勤め先の企業ですとか、入管などの関係機関が連携できたりしましたが、このトゥさんの例は「特例だった」ということです。

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堀啓知キャスター
外国人との共生を考える場合は、珍しいケースも含めて想定した制度を作っておくことが必要なのかなと感じるわけですが、伊藤さんいかがでしょうか。

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コメンテーター伊藤順子さん
この場合はすごく難しいなと思いました。やっぱり、外国人を受け入れていく方向に、国自体としても舵を切っているのであれば、働きやすいというところを考えなければいけないと思うんですが、やっぱり「想定外の事態」って、いっぱい起こると思う。あらかじめ全て用意しておくことは、実務的に難しいだろうなっていうところがある。なので、一つ一つケーススタディとして積み上げていって、考えて、どうやったら日本らしく受け入れられるのか考えていくのが、一番なのかなと思いました。

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コメンテーター野宮範子さん
「労働力」ではなくて「労働者」として、その技能実習生っていうのは、もうすでに日本の労働基準法のもとで認められているんですけど。さっき西さんがおっしゃったように「働けなくなった場合」、私たちだっていつ病気やけがに見舞われるか分からない。そうなった場合にどう命が守られていくのか。本当に重い課題を突きつけられてるなと思いました。

今年4月、「治療と仕事の両立支援」という法律が整備されて、企業側に、例えばがんとかを患っても、経営者側が、治療と仕事が両立できるように、努力義務ですけどね、支援しましょうねという方向にあるんですね。日本で働いている人は、それは外国人であろうと日本人であろうと、そういう意味では、あの守られていかなきゃいけないと思うので。本当にちょっと今すぐ解決策は出ないんですけど。働きたいと思ってもらえる国にするために、私たちも色々考えていかなきゃいけないと思いました。

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堀キャスター
第2、第3のトゥさんのような存在がいつ現れるか分かりません。「今回は運が良かったね」で、絶対終わらせちゃいけないと思いますので。日本で働くうえでの安心感とか、権利、そういうものを整備する必要が、今回のケースは問いかけてるんじゃないかなと思います。