12日朝、北海道旭川市で、屋外で倒れていた男性の救急要請を受けた救急隊が、除雪作業のため出動指令に気づくのが遅れ、到着が約8分遅れていたことがわかりました。
男性は心肺停止の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。
旭川市消防本部によりますと、12日午前7時半前、旭川市内の事業所の敷地内で、成人男性が倒れているのが見つかり、発見した人から119番通報がありました。
通報を受けた指令センターは、すぐに出動指令を出しましたが、救急隊が屋外で庁舎の除雪作業をしていたため、出動指令に気づくのが遅れました。
これにより救急隊は、通常より約8分遅れて、現場に到着しました。
救急隊が到着した時、男性は心肺停止の状態で、運ばれた病院で死亡が確認されました。
除雪作業中は、通常どおり、出動指令などを伝える放送設備を屋外のスピーカーに切り替えて、除雪中でも出動指令が聞こえるようにしていました。
しかし、この日は、雪を溶かすための灯油式バーナーを使用していたほか、強風を伴う気象条件で、スピーカーからの出動指令を聞き取ることができなかったということです。
旭川市消防本部によりますと、男性の死亡と出動が遅れたこととの因果関係について、搬送先の病院の医師から「遅延による影響は低い」との見解を受けたということですが、消防本部は、遅延したことに対し、男性の両親に謝罪したということです。
旭川市消防本部は、再発防止策について「除雪作業などの屋外での作業時には常に勤務室に職員を確保するか、外部スピーカーによる出動指令に加えて、携帯無線や携帯電話など、連絡手段を複数確保する体制を徹底する」としています。
旭川市消防本部の河端勝彦消防長は「お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族に対し心よりお詫び申し上げます。今後再発防止対策の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
■搬送までの経緯
・119番通報 7時17分
・出動指令 7時18分
・出動指令聞知 7時23分
・出動 7時28分
※出動まで通常より約8分の遅延
・現場到着 7時33分
・現場出発(病院への搬送開始) 7時41分
・医療機関到着 8時4分







