道内議員「中道」めぐり風雲急…どうなる政治勢力

23日午後、札幌の労働組合「連合北海道」の事務所に姿を現したのは、公明党北海道本部代表の佐藤英道さんです。

「連合」は、立憲民主党の支持母体。前回の総選挙までは公明党とは、しのぎを削ってきた間柄でしたが、新党「中道改革連合」の結成で挨拶に訪れたのです。

公明党北海道本部 佐藤英道代表
「新党の綱領には連合が掲げて来た政策も入っている、十分に反映されているというお話をいただいた」

18日道内選出の立憲の衆院議員全員が「中道改革連合」入りを決めましたが、気になるのは、国民民主党の動きです。

それは17日、札幌で開かれた立憲・国民・連合・農連の4者会議で飛び出しました。

国民民主党 藤井和則幹事長
「臼木は小選挙区に立てます。それだけは言っておきます」


この4者は、連合を中心に野党連携を模索していますが、国民民主党道連は政党支持率の高さを背景に、次の総選挙で道内の小選挙区に地盤を築きたい考えです。

このため、前回、比例単独で出馬した代表の臼木秀剛衆院議員は今回、小選挙区の立候補を模索しています。

国民民主党北海道 臼木秀剛代表(18日)
「国会でお互い違う政策や考えで議論をしていた当事者どうしが、選挙が近づいたからと言ってくっついたり離れたりを繰り返す。やはり国民の皆様もそれは違うんじゃないかなと思っている」

この動きを立憲・国民両方の支持母体、連合北海道は「受け入れがたい」のです。

また、公明票がそのまま上積みされるのか疑問視する声もあります。

前回まで、道内の自公連立の象徴区だった北海道10区の自民党の渡辺孝一さんです。

自民党 渡辺孝一氏
「日ごろの付き合いですよ。だからその付き合いを維持してやっていけば、多少公明票は離れるかもしれないが、選挙で名前を書くのは、誰も見ていないんだから」

渡辺さんは、これまで敵として戦ってきた立憲候補者の名前を公明党支持層は、感情論として書けないと見ています。

これに対し、立憲の神谷裕衆院議員は。

立憲民主党 神谷裕衆院議員(17日)
「今まで戦ってきた相手とやることについて、やはり厳しく思っている人がいるのも事実。そういった中で、きょうの役員には少なくともご理解をいただけたのではと思う」


19日「中道」の活動方針=綱領が発表されましたが、原発再稼働を容認する公明に配慮して、これまで立憲が掲げてきた「原発ゼロ」には触れられませんでした。