市街化調整区域での違法建築が明らかになり、9月末で閉園した札幌の民間動物園「ノースサファリサッポロ」は11月30日、札幌市に対して「全ての動物の移動予定を確定することは困難」と伝えていたことがわかりました。
「ノースサファリサッポロ」を運営していた「サクセス観光」は11月30日、「動物移動計画書」を札幌市に提出しました。
計画書では、12月分のみの移動計画が示されていて、「移動先企業との調整や動物の年齢・体調を踏まえた上で検討を進めております」「現時点で全ての動物の移動予定を確定することは困難な状況」と記載されていました。
閉園したノースサファリには、10月末時点で261頭の動物が残されていましたが、計画書によると、11月末時点で256頭の動物が飼育されているということです。
「サクセス観光」は、12月中に14頭(ほ乳類5、鳥類8、爬虫類1)の移動を予定しているということです。
札幌市は、12月26日までにすべての建物を撤去するよう勧告していて、状況次第では2026年1月にも、再び現地調査に入るとしています。







